SDF Container
SDF Containerは Kubernetes 環境でサイドカー(Sidecar) コンテナ形式で配布され、 業務システムPOD内部で文書の暗号化/復号化およびセキュリティポリシー処理を行う構成方式です。
1. 概要
クラウドネイティブ環境に最適化されたデプロイ方式で、 業務システムと同じPOD内で独立して動作します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配布形態 | Kubernetes POD 内 サイドカー コンテナ |
| 対象環境 | Kubernetes / POD ベースのクラウド環境 |
| 使用条件 | Security365に加入している顧客企業 |
| 通信方式 | 同一POD内のlocalhostベースのREST API呼び出し |
2. 構成要素
SDFコンテナの構成に含まれる主要要素は次のとおりです。
| 構成要素 | 役割 |
|---|---|
| SDF Container | サイドカーとして動作し、暗号化/復号化リクエストを処理 |
| 業務システム | 顧客企業が生成または使用する業務アプリケーション |
| EnDec サービス | セキュリティ文書ヘッダー処理およびキー管理 (SKMS / EKMS ベース) |
| SCIサーバー | キー発行/照会および暗号化ポリシーリポジトリ |
| Security365 管理センター | 会社登録、アプリ/ポリシー連携設定 |
| SHIELDRM ウェブコンソール | カスタムキー ポリシーおよびライセンス登録、連携管理 |
| InfoLineage | 文書流通追跡および系譜管理 |
| Log Service | 処理履歴収集および監査ログ保存 |
| Key Vault (KMS) | 暗号化キーストレージとしてEnDecと連携 |
3. 連携フロー
SDFコンテナに基づく暗号化/復号化処理は、次の手順で進行します。
| 段階 | 処理内容 |
|---|---|
| 1. プリセット | Security365 ポータルに会社登録後、SHIELDRM ウェブコンソールでキー管理および連携設定 |
| 2. ライセンス登録 | 業務システムで使用するライセンスをリクエスト/発行し、SDFコンテナと連携 |
| 3. 暗号/復号リクエスト | 業務システム(メインコンテナ)からSDFコンテナへREST APIリクエストを送信 |
| 4. EnDec 処理 | SDFコンテナがEnDecサービスを通じてキー受信およびヘッダー生成/検証を実行 |
| 5. 結果返却 | 暗号化されたファイルを共有ストレージに保存し、InfoLineageに履歴を記録 |
- 業務システムはREST API 呼び出し満で暗号化と復号化を処理できます。
- リクエスト情報には、元のファイルパス、ライセンス情報、処理オプションなどが含まれます。
4. 主な特徴
| 特徴 | 説明 |
|---|---|
| 独立実行 | 業務システムのコード変更なしにサイドカーでデプロイして即使用可能 |
| 拡張性 | Kubernetes 環境で POD 単位の自動スケーリングをサポート |
| セキュリティ隔離 | 暗号化処理が別のコンテナで実行され、業務ロジックと分離される |
| モニタリング | Prometheusとの連携によるリアルタイムメトリック収集のサポート |
5. 注意事項
- コンテナベースの構成はSecurity365 登録顧客社のみ使用できます。
- 必ず業務システム(POD)内部エサイドカーでインストールされた環境でのみ動作します。
- ライセンスなしでの独立実行はできません。
- 詳細な配布ガイドはSDFコンテナ配布ガイド文書を参照してください。